HOW TO SELL|仲介と買取

仲介と買取で、手元に残る額はどう違うか。

家や土地の売り方は、大きく2つです。不動産会社が買主を探す「仲介」と、不動産会社が自ら買主になる「買取」。手元に残る額は、多くの場合、仲介のほうが多くなります。このページでは仲介から順に、手取りの違いとその理由、どちらが向くかの目安、「買取保証」の注意点をお伝えします。

流山・柏とその周辺の売却仲介手数料は上限額で計算2026年11月時点
合同会社明紗 代表 中山裕章

代表 中山 裕章宅地建物取引士

当社は買取もしますが、仲介のほうが手取りが多いと思う物件では、そのままお伝えします。

代表の想い・経歴

1|仲介で売る場合

仲介は、市場で買主を探し、売れた額から手数料を払う売り方です。

仲介(媒介)は、不動産会社が広告などで買主を探し、売買をまとめる売り方です。不動産会社は買主ではなく、売主と買主の間に立ちます。市場で買主が付く額で売るため、価格は高くなりやすい一方、売れた額から仲介手数料を払います。

売れた額−仲介手数料−印紙税など=決済で受け取る額

仲介手数料の上限(税込)

売れた額手数料の上限手数料を引いた額
1,000万円39.6万円960.4万円
2,000万円72.6万円1,927.4万円
3,000万円105.6万円2,894.4万円
5,000万円171.6万円4,828.4万円

※上限は、宅地建物取引業法にもとづく国土交通省の告示で決まっています。売れた額が400万円を超えるときは「売れた額×3%+6万円」に消費税を加えた額です。これより低い額で契約することもあります。手数料は、売買が成立したときだけ払います。

※800万円以下の物件は、事前に説明を受けて合意した場合、上限が33万円(税込)になることがあります。

仲介で気をつけたいこと

売れるまでの期間は、物件と市況によって変わり、価格を見直すこともあります。購入希望の方の内見に応じる手間があり、物件によっては、売るための測量や片付け・建物の取壊しの費用がかかります。引渡しの後に見つかった不具合は、契約で決めた範囲で、売主さまが責任を負うのが基本です(契約不適合責任)。

2|買取で売る場合

買取は、当社が買主になります。仲介手数料はかかりません。

買取は、不動産会社が自ら買主になる売り方です。明紗が買い取る場合は、明紗が買主なので、仲介手数料はいただきません。買主を探す期間がなく、内見もありません。現状のまま売るか、測量をするか、引渡し後の責任をどうするかも、ご事情に合わせて決められます。

買取の額が、仲介より低くなりやすい理由

買い取った物件は、当社が必要に応じて手を入れ、もう一度売ります。そのため買取の額は、次の費用と負担を当社が引き受ける前提で決めます。

  • 直す・壊す費用:リフォーム、建物の取壊し、残った荷物の片付けなど
  • 持っている間の負担:もう一度売れるまでの固定資産税や借入れの利息、その間の値動き
  • 引渡し後の責任:個人の売主から買うときは、引渡し後に見つかった不具合の責任(契約不適合責任)を免除する形が多く、その分を当社が負います
  • 会社として続けるための利益

このため、買取の額は仲介で売れる額より低くなりやすく、その差は仲介手数料より大きくなることが多いです。「相場の何割」といった決まった数字はなく、物件ごとに根拠を添えてお出しします。

3|手取りで比べる

比べるのは、仲介手数料だけではありません。

出発点は「仲介で売れる額 − 仲介手数料」です。ただ、実際に手元に残る額は、どんな条件で売るかで変わります。差が出やすいのは、現状のままで売れるか、測量が要るか、引渡し後の責任を負うかの3つです。

仲介で売れる額−仲介手数料−測量・片付けなどの費用=買取額と比べる額

この額より買取額が高ければ買取、低ければ仲介のほうが手元に多く残ります。そのうえで、引渡し後の責任が売主さまに残るかどうかも、並べて比べてください。

差が出やすい3つの条件

現状のまま

仲介
片付けや修繕、建物の取壊しをしてから売り出すことがあり、その費用は売主さまの負担です。
明紗の買取
荷物が残っていても、建物が傷んでいても、現状のままお引き受けできます。

測量

仲介
土地や戸建ては、隣地との境界を確かめる測量を買主から求められることが多く、その費用は売主さまの負担になるのが一般的です。
明紗の買取
測量をしないまま進めるなど、物件とご事情に合わせて決められます。

引渡し後の不具合の責任(契約不適合責任)

仲介
雨漏りや設備の故障など、引渡しの後に見つかった不具合は、契約で決めた範囲と期間、売主さまが責任を負うのが基本です。修理の費用や代金の減額を求められることがあります。
明紗の買取
この責任を負わない形でお引き受けできます。ご存じの不具合は、契約の前にお知らせください。

どこまでを当社が引き受けるかは、ご事情に合わせて柔軟に決められます。

たとえば「荷物はそのまま、測量はしない、引渡し後の責任は負わない」といった形です。引き受ける範囲ごとの買取額を、仲介の手取りの目安と並べてお出しします。

例:仲介なら3,000万円で売れる見込みの家

仲介
3,000万円 − 手数料の上限 105.6万円 = 2,894.4万円。測量や片付けが要るなら、その費用もここから引きます。引渡し後の責任は売主さまに残ります
買取
提示額が、仲介の側で残る額より高ければ買取、低ければ仲介のほうが手元に多く残ります。引渡し後の責任は負わない形にできます

売って利益が出たときの税金(譲渡所得税・住民税)の率は、仲介でも買取でも同じです。仲介手数料や、売るための測量・建物の取壊しの費用は、税金の計算でも差し引かれます。そのため、どちらが多く残るかの分かれ目は、税金を払った後で比べても大きくは変わりません。

ご自身の数字で計算するときは、売却の手取りシミュレーションをお使いください。税金や住宅ローンの返済まで含めて、仲介と買取を並べて計算できます。

比べること仲介買取(明紗が買主)
価格の決まり方市場で買主が付く額直す費用や引渡し後の責任を見込んだ額
仲介手数料売れた額×3%+6万円+消費税(上限)かかりません
売れるまで物件と市況しだい。価格を見直すことも条件が決まれば、引渡しの時期を決めて進められる
現状のまま片付け・修繕・取壊しをしてから売ることも現状のままお引き受けできる
測量求められることが多い(費用は売主さま)しないまま進めることもできる
引渡し後の不具合の責任売主が負うのが基本(契約で範囲を決める)負わない形にできる
内見購入希望の方の内見に応じるなし
周りへの知られやすさ広告やポータルサイトに載る広告を出さずに進められる

4|どちらが向くか

時間をかけられるなら仲介、急ぐ事情があるなら買取。

仲介が向くとき

  • 売る期限が決まっていない
  • 立地や建物の状態が比較的よい
  • 内見や片付けに対応できる

買取が向くとき

  • 相続税の納付や住み替えなどで、期限がある
  • 遠方に住んでいて、管理や立ち会いが難しい
  • 荷物が残っている、建物が古い・傷んでいる
  • 境界の測量や、引渡し後の責任を負いたくない
  • 近所に知られずに売りたい

明紗は、買取では買主になる立場です。それでも、仲介のほうが手取りが多いと考える物件では、そのままお伝えします。

5|「買取保証」の注意点

「買取保証」は、売れないほうが会社の得になる仕組みです。

「買取保証」は、まず仲介で売り出し、期限までに売れなければ、その不動産会社が先に決めた額で買い取る約束です。「高く売れればよし、売れなくても買ってもらえる」と、安心に見えます。

ところが会社の側から見ると、高く売れて受け取るのは仲介手数料です。売れずに期限が来れば、約束した額で物件を手に入れ、直して売り直すことで、手数料より大きな利益が見込めることがあります。売主さまは高く売れてほしい。会社は売れないほうが得をする。これが利益相反です。

実際に、売り出しているように見せて、売らない会社があります。

広告には載せていても、本気で買主を探さない。期限が来たら「売れませんでしたね」と、約束の額での買取へ進める。買取に誘導したいからです。

こんな様子があれば、注意してください。

  • 問い合わせや内見の件数を聞いても、はっきりした数字が返ってこない
  • 物件の情報が、ほかの不動産会社に広く紹介されていない
  • 売り出して間もないうちから、値下げの相談ではなく、買取を勧められる

任せる前と、売り出し中に確かめたいこと

  • 活動の報告を数字で受ける:専任媒介なら2週間に1回以上、専属専任媒介なら1週間に1回以上、活動の報告を受けられます(宅地建物取引業法で決まっています)。問い合わせと内見の件数を、数字で聞いてください。
  • 購入の申込みは、すぐ知らせてもらう:買いたいという申込みがあれば、遅れずに売主さまへ知らせることも、法律で決まっています。
  • レインズへの登録を、ご自身で確かめる:レインズ(不動産会社どうしの物件情報網)に登録したことを証する書面を受け取ってください。書面に書かれた確認用の情報で、売主さまご自身も掲載の状況を確かめられます。
  • 買い取る額は、売り出す前に比べる:約束の買取額と期限は書面で決め、ほかの会社の買取額とも比べてから決めてください。

PROMISE|明紗の約束

仲介をお任せいただいた物件は、原則として明紗が買い取りません。

理由は、利益相反(売主さまと当社の利害がぶつかること)になるからです。

仲介のときの明紗

売主さまの側に立ち、少しでも高く買う人を探します。

買取のときの明紗

買う側に立ちます。安く買うほど、当社の得になります。

一つの物件で両方を約束すると、「売れなければ当社が決めた額で買える」状態になり、高く売るための努力と当社の得がぶつかります。そのため、仲介の途中で明紗が買い取ることも、売れなければ明紗が決めた額で買い取る「買取保証」も、原則としてお受けしていません。

例外:期限までに必ず売り切りたいなど、確実さを優先したい事情があり、この利害のぶつかりをご説明したうえでご納得いただいた場合に限り、「買取保証」をお受けすることがあります。その場合は、買い取る額と期間を売り出す前に書面で決め、期間中は問い合わせと内見の件数を数字でご報告します。

01

両方の見込みを並べます

仲介で売った場合の手取りの目安と、当社の買取額を、並べてお出しします。売るかどうかは、その後に決めてください。

02

買取では手数料をいただきません

買取は、明紗が買主として買い取ります。仲介手数料はかかりません。

03

買取へ移るときは、他社の提示を集めます

仲介の途中で買取に移りたいときは、仲介として、ほかの買取会社の提示を集めてお手伝いします。明紗は売主さまの側に立ったまま、提示を比べます。

ASSESSMENT

仲介の手取りと買取額を、並べてお出しします。

物件を拝見し、仲介で売った場合の手取りの目安と、当社の買取額を、根拠を添えて並べます。相談・査定は無料です。

フォームは24時間受付です。代表の中山から、電話かメールでご連絡します。お断りいただいても、こちらから繰り返しご連絡することはありません。お電話の受付は 9:00 – 17:00 / 不定休 / 秘密厳守です。

よくあるご質問

仲介と買取では、どちらが手取りは多いですか?
多くの場合、仲介です。買取の額は仲介で売れる額より低くなりやすく、その差は仲介手数料より大きくなることが多いためです。ただし、比べるのは手数料だけではありません。売るために測量や片付けの費用がかかる物件や、引渡し後の責任を負いたくない場合は、買取のほうが合うこともあります。
仲介手数料はいくらですか?
上限は、売れた額×3%+6万円に消費税を加えた額です(売れた額が400万円を超える場合)。3,000万円なら105.6万円(税込)です。800万円以下の物件は、事前の合意により上限が33万円(税込)になることがあります。明紗が買い取る場合はかかりません。
買取の額は、なぜ仲介より低くなりやすいのですか?
買い取った物件を、当社がもう一度売るためです。直す・壊す費用、売れるまで持つ間の負担、引渡し後の不具合の責任を当社が引き受け、その分を見込んで額を決めます。決まった割合はなく、物件ごとに根拠を添えてお出しします。
仲介で売り出した後に、明紗に買い取ってもらえますか?
原則としてお受けしていません。仲介では売主さまの側で少しでも高く買う人を探し、買取では明紗が買う側に立つため、一つの物件で両方を兼ねると利害がぶつかる(利益相反)からです。途中で買取に移りたいときは、仲介として、ほかの買取会社の提示を集めてお手伝いします。
「買取保証」はありますか?
原則として行っていません。売れなければ会社が決めた額で買える約束は、高く売れるより売れないほうが会社の得になる場面をつくるからです(利益相反)。実際に、売り出しているように見せて、期限が来たら買取へ進める会社もあります。期限までに必ず売り切りたいなど、確実さを優先したい事情があり、この点をご説明したうえでご納得いただいた場合に限り、お受けすることがあります。その場合は、買い取る額と期間を売り出す前に書面で決め、期間中は問い合わせと内見の件数を数字でご報告します。
ほかの会社で「買取保証」を勧められています。何を確かめればいいですか?
約束の買取額と期限を売り出す前に書面で確かめ、ほかの会社の買取額とも比べてください。売り出した後は、問い合わせと内見の件数を数字で聞き、レインズへの登録を証する書面に書かれた確認用の情報で、掲載の状況をご自身でも確かめてください。約束の買取額が妥当かどうか、明紗でも無料で目安をお出しします。
家族の意見がまだまとまっていません。
決める前のご相談で構いません。仲介で売った場合の手取りの目安と買取額を書面でお渡しするので、ご家族で見比べてから決められます。
査定だけ頼んで、売らなくても大丈夫ですか?
大丈夫です。相談・査定は無料です。お断りいただいた後に、こちらから繰り返しご連絡することはありません。