【現役不動産営業が暴露】不動産査定価格の真実 - プロが教える適正価格の見極め方

query_builder 2022/09/04
不動産売却
不動産査定に問題あり - 査定価格の信ぴょう性について当の不動産屋が問題提起

「この査定価格、本当に信用していいの?」


不動産売却を検討する際、誰もが一度は抱く疑問です。20年以上不動産業界に身を置く私が、今回は不動産査定の内側で起きている現実についてお話しします。


実は、不動産業者が提示する査定価格の多くは、実際の売却価格と大きく異なることがあります。私の経験では、査定価格と最終的な売却価格に20%以上の差が生じるケースも珍しくありません。


なぜ、このような差が生まれるのでしょうか?


その理由は、不動産業者と売却希望者の間にある「目的の違い」にあります。売却希望者は適正な売却価格を知りたいと考えています。一方で、査定を行う不動産業者の多くは...。


不動産査定の裏側

不動産業者の本音を暴露します

私たち不動産業者の多くが、査定時に最も重視しているのは「売却依頼の獲得」です。

正直に申し上げて、正確な市場価格の提示は、多くの場合において二の次となっています。


その背景には、不動産業界特有の事情があります。
・査定件数に対する成約率は平均10%以下
・顧客獲得競争の激化
・営業ノルマの存在

このような環境下で、不動産業者は「いかに媒介契約を獲得するか」を最優先に考えるようになります。

なぜ査定価格は実勢価格と異なるのか?

査定価格が市場実勢から乖離する理由は、主に以下の2つのパターンに分類されます。

1.高値査定パターン
・競合他社より高い価格を提示し、契約獲得を目指す
・売主の期待値に合わせた価格設定
・「まずは高値で様子を見る」という営業戦略

2.低値査定パターン
・早期売却を重視する営業方針
・リスク回避的な価格設定
・利益確保を優先した査定

私の経験では、特に新規参入の不動産会社や、営業成績に課題を抱える企業において、高値査定が行われる傾向が強くみられます。

査定価格が実売価格と異なるケース

高額査定のリスク

ある実例をご紹介します。築20年のマンションの売却を検討されていたAさんのケース。3社の不動産会社に査定を依頼したところ、以下のような査定額が提示されました。

A社:3,800万円
B社:3,200万円
C社:3,000万円

Aさんは最も高額な査定を提示したA社に依頼しましたが、3ヶ月経っても購入希望者が現れず、結果的に3,100万円で売却。市場投入から売却までに5ヶ月を要しました。


このように高額査定には以下のようなリスクが伴います。

・売却期間の長期化
・価格変更による機会損失
・最終的な売却価格の大幅な下落

低額査定の落とし穴

一方で、早期売却を押し出す不動産会社による低額査定にも要注意です。


私が経験した事例では、都心の新築から10年以内のマンションで、相場より20%以上低い査定価格を提示された方がいました。

この方は、セカンドオピニオンを取得したことで、約800万円高い価格での売却に成功しています。

査定価格の差が生まれる要因

査定価格に大きな差が生まれる主な要因は、

・参照する取引事例の選び方
・不動産会社の営業方針
・担当者の経験値や知識
・取引実績の有無

適正価格を見極めるための具体的方法

📋 価格確認の3つの基本ステップ

不動産のプロとして、以下の3つのステップをお勧めします。


1. 売買事例の確認
不動産会社に査定を依頼する際は、必ず以下の情報の開示を求めましょう。

・直近6ヶ月以内の近隣売買事例(最低3件)
・事例物件の具体的な特徴(築年数、階数、向き等)
・成約価格に影響を与えた要因の説明

2. 周辺相場の調査
ご自身でも以下の方法で相場観を把握することをお勧めします。

・不動産ポータルサイトでの類似物件の販売価格チェック
・現地での内覧会への参加
・近隣の販売中物件の価格動向観察

3. 複数社での査定額の比較
ただし、ここで重要なのは「数」ではなく「質」です。


推奨する査定依頼先の選び方:
・地域での取引実績が豊富な企業
・根拠を明確に説明できる担当者
・過度な押し付けがない企業

💡 プロが実践する価格確認の秘訣

20年の経験から得た、正確な価格把握のためのポイントをお伝えします。

1.取引事例の精査
・取引時期は3ヶ月以内が望ましい
・専有面積の誤差は±5%以内
・同一駅圏内の事例を重視

2.市場環境の確認
・金利動向
・同種物件の販売期間
・近隣の再開発計画の有無

まとめ:賢い売却のために

まとめ

✅ 適正価格を見極めるためのチェックリスト

売却を検討されている方は、以下の項目を必ずチェックしましょう。


□ 査定時に必ず確認すべき3つのポイント
・直近の売買事例データの提示を受けている
・査定価格の根拠について詳しい説明がある
・想定販売期間が示されている

□ 売主様自身で確認すべき2つのポイント
・周辺相場を実際に調査している
・複数の信頼できる不動産会社の意見を聞いている

具体的なアクションプラン

1.最初の一歩
・地域の取引実績が豊富な不動産会社を選定
・インターネットで周辺相場を事前確認

2.査定依頼時
・売買事例の提示を必ず依頼
・価格の根拠について具体的な説明を要求

3.契約前の確認事項
・想定販売価格と販売期間の確認
・価格変更の条件や時期についての相談

最後に

不動産査定は、売却価格を決める重要な最初のステップです。しかし、それはあくまでも参考値の一つに過ぎません。重要なのは、ご自身で適切な価格を見極める目を持つことです。


この記事で解説した方法を実践することで、より適正な価格での売却が可能となります。売却をお考えの方は、焦らず、慎重に、そして賢く判断していただければと思います。

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